意外と知らない?正しいシャンプーの方法!朝シャンは薄毛の原因?

シャンプー 正しい 方法

皆さんは、自宅でのシャンプーはどのように行っていますか?
「シャンプー=髪の汚れを落とす」という認識のまま、ガシガシと洗っている方は要注意!
今回は意外と知らない、正しいシャンプーの仕方や注意点などをご紹介します。

シャンプーは髪の毛ではなく、頭皮の洗浄!

「シャンプーは髪の毛の汚れを落とす」という認識をもっていらっしゃる方がかなり多いと思いますが、実はシャンプーは髪の毛の洗浄を目的としたものではなく、頭皮の洗浄が目的なんです。
そもそも髪の毛は水に弱く、濡れた髪の毛はキューティクルが開いてダメージを受けやすい状態になっています。その状態で髪の毛同士を強く擦りあわせるように洗ってしまうと髪の毛にダメージを与えてしまいます。
シャンプーの目的は、頭皮の皮脂汚れや髪の毛についたホコリや汚れを落とすことが目的なので優しくマッサージするように洗うと良いでしょう。

正しいシャンプーの方法

朝シャンプー デメリット

シャンプーの目的は髪の毛を洗うということではなく、頭皮を洗うということを踏まえたうえで正しいシャンプーの方法を見ていきましょう。

入浴前のブラッシング

入浴する前にブラッシングをしましょう。
髪の毛を洗う前にブラッシングすることで髪の毛についたホコリを落としたり、皮脂汚れを浮き上がらせたり、髪の毛のもつれを取ることがでます。
このとき、使用するクシはコームのようなものではなく、クッションのついたブラシなどを使用することで髪の毛へのダメージを最小限に抑えることができるのでクッションブラシを使用すると良いでしょう。

STEP
1

38度前後のお湯で髪の毛と頭皮を濡らす

ブラッシングが終わったら、髪の毛と頭皮をしっかり濡らしていきます。
このときの温度は、38度前後がベストです。40度以上になると、頭皮に負担がかかってしまうので注意してください。
感覚としては、「少しぬるいかな」程度の温度です。

STEP
2

シャンプーは多く取りすぎない

シャンプーを1プッシュ手に取り、かるく泡立てます。(シャンプーは取りすぎに注意してください。量が多すぎると、すすぎ残しの原因となってしまいます。)

頭皮全体にシャンプーをなじませるように広げます。爪を立てて洗うのではく、指の腹で頭皮全体をしっかり洗いましょう。髪の毛同士は強く擦りあわせてしまうとダメージを与えてしまいますので優しく洗いましょう。

STEP
3

しっかりと洗い流す

シャンプーが終わったら、しっかりと洗い流しましょう。
シャンプーのすすぎ残しがあると、髪の毛の傷みの原因や頭皮のトラブル(老廃物の蓄積)に繋がるので注意してください。耳の裏側や頭頂部などはすすぎ残しが多いので、必ずヌめりなどがないか確認してしっかり洗い流しましょう。

STEP
4

朝シャンプーはやめたほうがいいってホント?

朝シャン デメリット 薄毛

朝シャンプーが習慣化している方は意外と多いかと思います。「朝シャンは髪の毛によくない」と耳にすることがありますが、朝シャンがなぜ頭皮に悪い影響を与えるのかについてご紹介します。

①皮脂汚れがつまって薄毛の原因になる

1番よく聞くのは「朝シャンをすると薄毛の原因になる」というデメリットです。朝シャンをしている人の中で前日の夜に髪の毛を洗わず、それが習慣化してしまっている人は特に注意してください。


人間は睡眠時コップ1杯分の汗をかくと言われていますが、起きている日中の方が汗や皮脂が分泌されますし、さらに生活する中で外気のホコリや汚れなどが付着しています。夜に入浴することが習慣化されていない人は長時間、このような汚れが皮脂に詰まっている状態です。頭皮がずっと汚れたままになっていると髪の毛の成長を妨げます。頭皮も肌と同じように寝ている間に栄養を作って成長するので、皮脂が長時間詰まっている状態ですと頭皮にとっては悪環境になってしまいます。その悪環境からは元気な髪の毛は生えづらくなるため、薄毛の原因となるのです。

②余分な皮脂まで洗い流してしまう

長時間髪の毛を洗わないと、起床時に髪の毛がベタついているかと思います。皮脂や汚れまみれの頭皮は不快感があるため、つい過度にシャンプーしてしまいがちです。そのため、落とさなくていい余分な皮脂まで落としてしまいます。皮脂は水分の蒸発を防いだり、外部の刺激から頭皮を守ってくれる役割を担っているので、ある程度ないと頭皮に悪影響を及ぼします。必要な皮脂が頭皮から失われると分泌が不足していると体が判断してしまうため、今度は過剰に皮脂を分泌してしまうので、過度のシャンプーは注意が必要です。

③すすぎ残しが頭皮にダメージ!フケやかゆみの原因に

朝シャンをする多くの場合は、出勤時前や通学前などバタバタする時間ではないでしょうか?朝の忙しい時間の前にシャンプーをすると、しっかりと洗い流したつもりでも、すすぎ残しが発生しがちです。
市販のシャンプー剤に含まれる添加物や保湿成分などが残ってしまうと、頭皮がべた付くだけでなくフケや吹き出物などが発生してしまう可能性もありますし、頭皮環境が悪くなると雑菌が増えてかゆみの原因にもなります。

④髪の毛を十分に乾かしていない

髪の毛を十分に乾かさないことも、髪へ大きな負担を与えます。③でも触れましたが、朝シャンをする多くの場合は、出勤時前や通学前などバタバタする時間帯だと思います。そのため、髪の毛が十分に乾いていない場合があります。
髪の毛をしっかり乾かさないとせっかく洗って清潔になった頭皮に雑菌が繁殖してしまうこともあります。また、髪が濡れた状態で放置してしまうと髪の毛に負担がかかり、ダメージを与えてしまいます。

朝シャンにメリットはないの?

朝シャンのデメリットを紹介してきましたが、朝シャンにも以下のようなメリットがあります。

  • 睡眠時にかいた汗や皮脂を洗い流せるのでさっぱりする
  • 寝ぐせを簡単になおせる
  • 気分がすっきりする

睡眠時には、コップ1杯分の汗をかくので朝シャワーを浴びるとすっきりしますし、朝シャンにはこのようなメリットもあります。
しかし、デメリットのほうが多いですし、やはり夜寝る前に入浴することがおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
シャンプーの仕方やタイミングをもう一度見直して、これからの季節にむけて頭皮環境を整えましょう!