縮毛矯正ってどうやってかけてるの?縮毛矯正とストレートパーマの工程の違い。
縮毛矯正とストレートパーマの違いとは
『縮毛矯正』と『ストレートパーマ』の違いをご存じでしょうか?
「両方とも髪の毛をストレートにするもの」というぼんやりとしたイメージや「縮毛矯正の方がストレートパーマよりもくせ毛に強く効く」など、その違いをしっかり理解している人は意外と少ないです。
「縮毛矯正」は専門の液やアイロンを使ってくせ毛をまっすぐに伸ばすものですが、「ストレートパーマ」のもともとの目的は一度かけたパーマを元にストレートに戻すために使われるパーマのことです。そのため、髪のくせが弱い方やポイントでボリュームを少し落ち着けたい方には「ストレートパーマ」、くせ毛が強い方には「縮毛矯正」がおすすめです。
また目的だけでなく、施術の時間や料金、効果の期間なども縮毛矯正とストレートパーマでは違ってきます。
縮毛矯正とは(メリット・デメリット)
縮毛矯正は専門の液を使ってくせ毛をまっすぐに伸ばすもので、強いうねりやくせ毛をお持ちの方におすすめの施術です。
縮毛矯正をかけることで指通りのよいまっすぐな髪の毛が手に入るというメリットもありますが、その効果が強力である反面、デメリットもあります。
◎メリット◎
- 強いうねりやくせ毛がなくなり、まっすぐなストレートヘアになる
- ヘアセットに時間がかからないので時短になる
- 髪がまとまり、艶がでる
- 効果が半永久的に続く
▲デメリット▲
- 髪へのダメージが大きい
- 髪の毛が伸びたときに根元との境目が目立つ
- ストレートパーマに比べて料金が高く、時間がかかる
ストレートパーマ(メリット・デメリット)
ストレートパーマは、縮毛矯正のようにくせ毛やうねりのある髪の毛の悩みを解決するものではなく、本来は一度かけたパーマをもとに戻すための施術です。そのため、縮毛矯正をうけるレベルの強いくせ毛にはあまり効果がなく、くせやうねりが弱い方や部分的に髪の毛の広がりを抑えたい方などにおすすめのパーマになります。
◎メリット◎
- 髪が伸びても境目が目立たず自然
- 量が多い人はボリュームが抑えられる
- 縮毛矯正に比べて施術の時間も短く、料金も安い
▲デメリット▲
- 効果が約3か月程度と短い
- 髪へのダメージがある
縮毛矯正の施術工程って?
縮毛矯正とストレートパーマの違い、またそれぞれのメリットとデメリットはお分かりいただけたかと思います。縮毛矯正とストレートパーマはその工程も違うので、簡単に一般的な縮毛矯正の工程を紹介します。
髪の毛の状態チェック
まずは、お客様の現状の髪の毛の状態をチェックします。
髪のダメージ具合やうねりやクセの強さを見て、お悩みを聞いたうえでお客様の髪の毛に合わせた薬剤を調合します。
パーマ液(一剤)を塗布
パーマ液(一剤)を塗布します。パーマ液を髪の毛全体に塗り終わったら、髪の状態にもよりますが10分から20分程度放置します。
髪の毛の状態チェックしたらパーマ液(一剤)を流す
放置後、髪の毛の状態をチェックし、問題がなければ髪の毛のパーマ剤をしっかり完全に洗い流します。(このとき、シャンプーをする場合と温水のみでしっかり洗い流す場合があり、店によって使っている薬剤も違うのでここはそのお店によります)
ドライヤーでしっかり乾かす
完全に流し終わったら、ドライヤーでしっかり乾かします。
ストレートアイロンでしっかり伸ばしていく
髪の毛が乾いたらストレートアイロンで髪の毛に熱をくわえてしっかり伸ばしていきます。少量の髪の毛をとって丁寧に少しずつ伸ばしていくのでその分時間もかかりますが、縮毛矯正ではこの工程が一番重要になります。
パーマ液(二剤)を塗布
髪全体にストレートアイロンがかけ終わったら、パーマ液(二剤)を塗布します。5分~15分程度放置して形状記憶させます。
流す
パーマ液(二剤)をしっかりと洗い流し、トリートメントをします。
ブローして完成!
タオルで水気を取り、ドライヤーで乾かしたら完成です。
縮毛矯正とストレートパーマの工程の違い
縮毛矯正の工程を先ほどご紹介しましたが、縮毛矯正とストレートパーマの工程の違いは、パーマ液(一剤)のあとにストレートアイロンで熱をくわえるかくわえないかの違いになります。
『縮毛矯正』=薬剤+熱(ストレートアイロン)
『ストレートパーマ』=薬剤
簡単にいうと、このようなイメージになります。
まとめ
今回は、縮毛矯正とストレートパーマの違い、メリット・デメリットをご紹介しました。
うねりやくせ毛でお悩みの方は、ぜひ一度スタイリストにご相談ください。
スタイリストが一人ひとりにあった施術をご提案します(^^♪